2013年8月9日金曜日

暑中お見舞い申し上げます

 久しぶりに筆を取りました。

 昨年は政治決戦の竜年、衆議院選挙は民主党の失政で自民党の圧勝、第三極の日本維新の会は善戦健闘して54議席を獲得したが、今年の参議院は自民党一強で野党は選挙協力ができず乱立し惨敗。
 私が念願した「中央集権政治」と「既得権益」打破の第三極の結集が出来ず「戦雲の夢」で終わった。

 しかも投票率52%である。これから日本の政治は、3年間は、自民党の独壇場で強権政治の幕が開かれた。

 増税と福祉の後退、そして物価高で国民生活は逼迫するだろう。
 これは、真の主権者たる国民の選択ですが、投票に参加しなかった有権者、半分の責任は非常に重たい。
 投票しなかった理屈はあると思うが、まだまだ与えられた民主主義でレベルは低いと、私は断言したい。

 又、自民一強で受け皿とならなくてはいけないまともな選挙協力もできないバラバラの野党の責任は棄権した国民より重たいだろう。
 小異を捨てて大同団結するか、それとも自民党との部分連合か、それとも大胆な政界再編か、「力無き正義は無効」だ。
 理念と政策を研磨して、小政党が協力して大同団結しないと、国民から失笑されるだろう。

 「党利党略」と「個利個略」右を向いても左を見ても、バカとアホウのいがみ合いでは、国民不在と言われ、政治不信は高まるだろう。

 私は、国民的大作家の司馬遼太郎先生が大好きだ。その司馬先生の言葉は、政治家にはグローバルな視野と哲学が必要ですと。
 はたして何人の議員が大人と子供の差、教養ある崇高な理念と哲学を持って国民に自らの信念と理念を訴えたか?
 時機の勢いだけで勝った人は、上記の言葉を肝に命じ精進してほしいと願うばかりです。

 政治理念の大要は、「人間が生まれて長寿をまっとうし、生涯、衣・食・住に窮することなく家族が、ひとところに寄り集まって平和に暮らす」ことです。
 この大要を達成するために、経済、福祉、教育、外交、防衛などの政策を、国民本位に考え、立案し政策を執行することです。
 しかし、政治家の政策は、皆さん信じられますか。少し前の自公政権である厚生労働大臣が100年あんしん年金と言った方が居た。
 それがどうですか。受給年金の減額と年令引き上げが目前にあり、政治不信は高まるばかりです。

 中央集権官僚政治と既得権益を打破しなくては、格差は一段と広がりますよ。
 国家の政策を立案し、執行する役人と政治家は、常に強者の側に立っている事が明らかです。
 国民目線などは、タワごとの美辞麗句です。

 政治は「経済の法則」で動いています。
 これは、資本主義社会の宿命です。しかし、本当の政治理念と哲学を持った政治家が、先の大要を少しでも充実する為、努力をしたのです。
 医療、介護、年金などの社会保障の後退を主張する議員を次の選挙では、鉄槌を下して頂きたいと思います。

 脱原発問題ですが、これも「金・経済政策」中心の論で動いています。
 脱原発から再稼働推進とウソを言う政党もいます。海外に輸出すると言う人もいます。みなさん、神・仏の目をカット開き見抜かなくてはいけません。

 「人類は、自然と科学が調和とする範囲で進歩しなくてはなりません」
 もうこれ以上美しい日本の自然を破壊してはなりません。
 原発は悪魔のエネルギーです。少しでも、脱原発を目指すべきです。そこに科学技術の叡智を結集して頂きたいと強く念願しています。

 「何年か先に費用対効果」がでます。上記の理念をよく考え足を知り、進まなくてはならないと思うのは私一人ではないと思います。

 今の選挙制度は政党政治です。政党が政策を掲げて候補者を擁立していますが、党の主張と候補者の訴えとが違う候補者が数多くいます。
 「二枚舌と言うことです」こんな候補者でも当選できる・・・・・・ナゲカワシイことです。

 皆さん青臭い書生論が未来を築くのです。それを圧殺するマスコミ、言論界のふところの浅さも問題です。
 国民の皆様に「直言する勇気」で言動を取ると、非難の嵐、今、真実を語る政治家がどれくらいいます。よくそのところを考えて下さい。

 「義務と権利」そして応分の負担をしなければ、持続可能な制度政策は成立しません。
 「真の改革政党」はどこなのかよーーーーーく政策を見極めて、投票して下さい。

 まだまだ暑さ厳しい折り、ご自愛の程。

0 件のコメント:

コメントを投稿