2014年9月28日日曜日

善魔の怒り、どうする子どもの貧困

わたくしの市議会における最大なる課題は「子どもに夢を!」である。
未来の主役である子どもたちが大きな夢と希望を持って思い切り挑戦できる世の中をつくることは、分別のある大人の責任ある。
しかるに、日本の子どもの貧困率は、16,3%と過去最悪となった。17歳以下の6人に1人である。1日の食事が、400円以下で、腹いっぱい食べてみたいと報道された。

そのうち母子・父子家庭の世帯では何と54,6%と極めて高い。そして、国際的にもOECD加盟34ヵ国中25位だ。これが、世界第3位の経済大国の現実の姿である。

今年の8月に、「子どもの貧困対策の推進に関する大綱」が閣議決定された。その大綱は、「子どもの将来がその生まれ育った環境にょって左右されることのないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図る子どもの貧困対策は極めて重要である」と記されている。

言葉が躍っているだけで、中身がない安倍政権である。「本音を隠す官僚と後ろ向きの財務省」策定にあたり、子どもを支援する専門家と当事者は、返金の必要のない給付型奨学金の現金給付の充実と国としていつまでに貧困を解消するか数値目標定めよという主張を訴えたが、

政府は、やる気はなく財源不足など、を理由に専門家の提案をことごとく退けた。そして、財務省は、生活保護の別の扶養や加算の削減を主張した。財務省の官僚は、「貧困問題になるべくカネを出したくない」の本音を露呈した。

まったく、安倍政権の本気度は、感じられない。どんなに官僚が渋っても、首相がやれと号令をかければ、予算は投入されるはずである。
原発の再稼働と輸出、特定秘密法、集団的自衛権など、総理の判断で閣議決定され実現されようとしているが、未来の主役の子どもたちの貧困対策は、置き去りにされた。これが、自民党の安倍政権の真実の姿である。
こんな自民党に、わたくしは加担したくない。

一国のトップは、「世の中の苦しみの声をしっかり聞き取り、その動きを深く洞察して、過去と現在そして未来と対話して政策をつくることが大切である」そして、「人づくりは、国づくり、その基本は教育である」思いやりと実行で手をさしのべる智慧と慈悲心がなくてはならない。

天下無双の安倍政権衆議院議員294人うち119人一年生議員精進してくれと祈る。

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